![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000010341.gif)
新しく発表された補助金の
建物の要件としてあげられた
『長期優良住宅』
そもそも長期優良住宅って何?や
メリット・デメリット
認定までの概要をご紹介します
是非今後の参考にしてください
今回は新築についての内容になっています
長期優良住宅とは
新築で平成21年からある制度で
平成28年からはリフォームなどにも適用した
一度は耳にしたことがある人もいるくらい
住宅業界の中では有名な
住宅の”長持ち”、”安全性”、”快適性”、”省エネ性”
について一定程度の性能要件を設けた認定制度です
なので簡単に説明すると
長期優良住宅であれば
長持ちで安全(地震などに対し)で
快適でエコな住宅
と言えるのです
これは国の方で施工の仕方や
部材の選定が決められているので
住宅性能に詳しくなくてもお家を建てる方は
安心して住宅購入したり建築できたりするわけです
ただし!要件としてあるのは
一定程度の性能であるということ、と
デザイン以外全てにおいて100%完璧!
というわけでもないのでそこは妄信しないように
よく担当の建築会社さんと話してみて下さいね
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1024x544.png)
![](http://image.moshimo.com/af-img/0032/000000000629.gif)
メリットとデメリット
ということで
早速皆さん気になる
メリットとデメリットを見て行きましょう!
新築補助金の建物の要件で
長期優良住宅がありますが
そちらはまだ未確定なので割愛します
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3NNBCP+ARL7LE+1OK+787A9)
メリット
メリットいくつかあるので種類を分けて
ご紹介します
住宅性能①長持ちな家になる
家の長持ちについて
メンテナンスのしやすさや
耐久性の高い木材を使うなどの要件があり
それぞれに内容に応じた等級も
決められているんです
等級1・2・3
最高等級で構造の耐久性が
70年~95年にもなる
非常に大切な指針です。
◎湿気への対策
・外壁との間,小屋裏,床下等に通気のできる施工
◎シロアリへの対策
・シロアリが忌避する樹種の選定や薬剤の仕様
◎腐食への対策
・耐久性の高い樹種の選定,薬剤などでの防腐処理
雨の跳ね返りが土台や外壁に触れずらい様に
・基礎高さの指定
・床下・小屋裏への点検口の設置
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1-1024x515.png)
等級1・2・3
配管は水漏れを起こしたままにすると
構造を腐らせる原因にもなる上に
施工の仕方によっては非常に補修が
大規模になってしまうことがありますが
この等級の最高ランクが取れていると
万一の時の補修も比較的簡易にできて
工事費用も抑えられます。
◎長くメンテナンスのしやすい配管の施工
・配管交換しやすいように基礎に直接埋設しない
・配管は蛇腹などでない平滑な物のみ使用
・排水管への点検マスの設置
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-2.png)
住宅性能②地震に対して安全な家になる
住宅で怖いのは火災と倒壊ですね
この中で長期優良住宅では
地震に対して安全なお家とすることで
地震大国の日本でも長持ちな家としてみています
等級1・2・3
これはご存じの方も多いかもしれませんね
地震に対する強さの指標で
”1回”の大きな揺れに対して倒壊しないが等級1
等級2 1.25倍の強さ
等級3 1.5倍の強さ
熊本の大地震の際も2度目の大きな揺れで
耐震等級1の住宅はかなりの被害を受けたなか
耐震等級3の家はほとんど影響ない家も
あったことが調査で分かっています。
なので耐震等級が上がれば上がるほど
地震に対して安全な家となります。
◎壁の量と配置バランスのチェック
◎床の量とバランスのチェック(等級1では不要)
◎梁と柱などの接合部分の接合部材や施工方法
◎基礎が家の重さや揺れに耐えられる仕様や施工
◎横にかかる力に対する部材選定や施工方法
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-3.png)
![](http://image.moshimo.com/af-img/0337/000000015546.gif)
住宅性能③快適でエコな家になる
ただ長持ちなだけでなく
長く暮らす家が快適であるようにと
さらに今大注目の”省エネ”について
断熱性能と家で消費するエネルギーが
少なくなるような仕様を要件として求めています
等級1・2・3・4・5・6・7
家の断熱性能についての取り決めで
断熱材や施工方法について決まりがあり
求められるUA値(断熱性能の数値)
によって等級分けされています
等級が高ければ高いほど断熱性能が高く
夏涼しく冬温かい家になり、
冷暖房による光熱費もお得になります。
◎壁・床・天井に使用する断熱材について
・断熱材の厚みや性能値等が決められている
◎窓や玄関扉の仕様について
・フレームやガラスの
仕様・性能値等が決められている
等級1・2・3・4・5・6
こちらはエコもついての分野で
家で使うエネルギーをどれだけ減らせるような
仕様の住宅設備を使っているかで
等級が変わります
高効率の給湯器や
省エネエアコン、LED照明など…
断熱性能と合わさることで
より光熱費がお得になります
◎冷暖房設備について
・全館空調はヒートポンプの熱源であるか等
・個別エアコンの場合は省エネ性能があるか等
◎換気扇
・消費電力の少ない換気扇
・熱交換型は熱交換の効率が良いもの
◎照明設備
・全館LED仕様か
◎給湯設備
・エネルギー効率が高効率のものであるか
・お風呂が高断熱浴槽になっているか
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-4.png)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3T2648+58QFJM+3SUE+15P77L)
経済的①税金優遇
建物の固定資産税が
新築の場合は新築から3年間半額となっています
これが長期優良住宅の場合は
5年間に延長になるので2年間分お得です
建物の大きさや評価額によりますが
概算で5万円~10万円ほどお得になります
ローン利用時の所得税の還付と
住民税の減税はローンの借入残高の
0.7%ですがこの借入残高は
住宅の性能要件によって変わり
一般住宅はどれだけ借りても3000万円まで
長期優良住宅で5000万円まで引きあがるので
年収が高い人はより所得税の還付額や
住民税の減税時額が大きくなる場合があります
ここも収めている所得税や実際の借入額によりますが
数万円~十数万円と大きなお得になる場合もあります
新築した際に登録をするときの税金の率が
引き下げられます
保存登記 0.15% → 0.1%
移転登記 0.3% → 0.2%
ここも評価額などによりますが
数千円くらいのお得です
新築した際に不動産取得税なるものが
ありますが今は控除もありその控除額が
長期優良住宅ではUPします
控除額1200万円→1300万円
ただもとの1200万円より高い
評価額のおうちに出会ったことがありません
これは地域柄や建物仕様によるものでしょうかね
もう一つローンを使わずに
自己資金で家を建てた方向けの
所得税の減税がありますが
出会ったことがないので割愛します
1回でいいので出会ってみたい
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=3T2648+57JKC2+3SUE+5ZU29)
地域型住宅グリーン化事業(補助金)
中小工務店で建てた方が受けられる補助金を
受けることができます
最大140万円/戸
中小企業はこの補助金のグループに
属していないと使えないのでご注意を
他にも諸条件ありますのでご確認くださいね
詳細はコチラ
地域型住宅グリーン化事業評価事務局
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3NNBCP+ASS2SY+4ZCO+61JSH)
地震保険料の割引
これは長期優良住宅だからではなく
耐震等級によって地震保険の割引を受けることが
できる制度ですが
長期優良住宅の要件に耐震等級もあるので
一緒に受けられるものとしてご紹介です
耐震等級2 30%割引
耐震等級3 50%割引
※長期優良住宅の認定を受けない場合は
別途で証明できる資料が必要になります
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-5-1024x368.png)
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3NGLEV+2HB1IQ+3250+6OHEP)
デメリット
お次はデメリットをご紹介
こちらもしっかり把握していきましょう
デメリット①コストがかかる
まずは検討中の会社の住宅の標準仕様が
長期優良住宅の性能要件を満たしていない場合は
その仕様にするために費用がかかります
検討中の会社に確認してみましょう
そしてもう一つは申請費用です
性能要件を満たしていたとしても
長期優良住宅の”認定を受ける”
為には様々な計算や書類の作成
申請業務が発生する為に
申請費用が別途発生する場合もあります
相場としては20万円~30万円程度
ただこちらも建築会社によって
長期優良住宅の認定までを標準としていると
申請費用もあらかじめ費用に
含まれている場合もあるので
よく確認してみましょう
『長期優良住宅の認定を受けるために
別途費用は発生しますか?』
と聞いてもらうと手っ取り早いですね
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3TFD9T+9LWV8Y+455G+64C3L)
デメリット②時間がかかる
さきほど説明したように
長期優良住宅の認定の申請には
耐震等級や断熱・消費エネルギーなど
を求める為の計算があることや
その計算の為には住宅の設備や間取り
窓の数や大きさなども決まらなければ
計算もできません
さらにはそれらすべてを完了し
資料をそろえて申請して提出
諸官庁にて確認があって
認定を受けてから着工しなければなりません
この認定までの作業で
”間取りや設備が決定してから”
2か月前後かかる場合があります
今回は補助金の絡みもありそうなので
スケジュールも担当の建築会社さんに
よく確認してみましょう
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-7.png)
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3TFD9T+9SGMWI+4H9U+C3BAP)
デメリット?③半強制的なメンテナンスになる場合も
これは考え方によっては
メリットとも取れるのでご参考までに
長期優良住宅の認定を受ける際に
新築後のメンテナンス計画の提出も
含まれています
そして計画での点検間隔は10年以内毎
そこでメンテナンスが必要となれば
メンテナンス工事をしてその工事内容の
資料の保存が求められています
なのでたとえば費用の大きい
外壁などメーカー保証で30年だとしても
その点検でメンテナンスが必要と判断されれば
塗装や張替、コーキングのうち替えなどの
費用が発生する場合があるので
ここは頭に入れておいてください
ただ点検や補修は早ければ早いほど
”長持ちする”というのは確かなので
デメリットかと言われれば少し難しい部分もあります
ここまで含めての
『長期優良住宅』
ということは頭に入れておきましょう
これを怠ると最悪は
長期優良住宅認定の取り消しや
付随する補助金や優遇の返金
虚偽の報告は30万円以下の罰金など
なかなか怖いことになる可能性もあります
![](https://mituketa-inumegane.com/wp-content/uploads/2023/12/image-6.png)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3NNBCP+AP7H6A+14CS+66WOX)
まとめ
以上、長期優良住宅の簡単なご紹介でした
要点をまとめて居ましょう
さらに注意点も
◎検討中の建築会社の仕様を確認しよう
ここの変更はかなりの額になる場合も、、、
◎関連補助金を含めスケジュール確認しよう
認定までかなり時間がかかるので注意!
◎長期的なメンテナンス費用を考えておこう
自分ではなく提出した計画書での
メンテナンスが必要となります。
ぜひ今後の家づくりにお役立てください!
ではまたー👋
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3TFD9T+A2L06Q+320A+NV9N5)
コメント