
皆さん
省令準耐火構造って聞いたことあるでしょうか
火災に対して一般の木造住宅よりも強く
逃げる時間を稼いでくれたり
火災保険が割安になるメリットがある構造のことなんです
今日はこの省令準耐火構造をちょこっとご紹介します
省令準耐火構造のメリット
ということで
一番大事なというか気になるメリットをご紹介
上記が省令準耐火仕様のメリットとして挙げられます
メリットの詳細はまた後程ご紹介として
まずは省令準耐火構造とは何かご説明します
省令準耐火構造とは
省令準耐火構造とは
”勤労者財産形成促進法施行令の基準を
定める省令に基づく準耐火構造”
と難しい言葉になっていますが
耐火建築物等の基準を決めている
建築基準法とは違う法律から成り立っている
火災に対しての仕様や施工方法が定められた構造です
主な特徴として

具体的な仕様や施工基準は住宅金融支援機構
が定める仕様に合致しているかどうかになります

メリット①木造でも火災に強い
建築物は様々な材料を使って建てられていますが
柱や梁など主な主要構造部分に何を使っているか
なんとなく聞いたこともあると思います
鉄筋、コンクリート、木造
あたりが一般的ですが
やはり木造はその中でも
一番火に弱いです
住宅密集地で火災が広がってしまうのは
やはり木造住宅が多いから
そんな木造住宅でも
省令準耐火構造のお家であれば
・隣家から火をもらいづらく火災リスクが低い
・家の中でも燃え広がりづらく逃げる時間を稼いでくれる
というとても大きなメリットが得られます
令和4年の住宅火災件数は11,017件
令和4年の世帯総数は約5976万1世帯
なので確率的には0.018%と低いものの
一度起きてしまえば取り返しのつかない
話なので備えることはもちろんありなのかと
思います

メリット②火災保険料が割安になる
コストに関わるところでも
かなりのメリットがあります
省令準耐火構造にするための費用は
その建築会社の省令準耐火にする前の仕様
によって差額が変わってしまうので難しいですが
大まか10万円~30万円程度かと思います
火災保険では火災に対しての構造で3種類に
分けられていてその構造により火災保険の
支払い金額も変わります
M構造(マンション構造) | 共同住宅等での仕様 |
T構造(耐火構造) | コンクリート、鉄骨、省令準耐火構造など |
H構造(非耐火構造) | 一般的な木造住宅 |
木造でも省令準耐火構造は『T構造』となります
H構造とT構造での火災保険での割安の金額は
開始日 2023年8月
建築日 2023年8月
建築場所 新潟県
延床面積30坪程度
建物1820万円(地震保険910万円)
家財810万円(地震保険405万円)
その他保険内容は同一
H構造/非耐火構造 42,740円/年(年払い)
35年の住宅ローン期間で考えると
1,495,900円
T構造/耐火構造 23,030円/年(年払い)
35年の住宅ローン期間で考えると
806,050円
その差額はなんと
689,850円
住んでる期間として例えば50年で考えると
985,500円
とこのくらい違ってきます

まとめ
いかがでしたでしょうか
省令準耐火のメリット感じて頂けたでしょうか
確かに費用は掛かるものの
長い目で見れば結局お財布から
出ていく費用としては省令準耐火構造
とした方が実はお得なんです
そのうえで火災のリスクも下げてくれて
大切な家族を守るという意味合いでも
つけておいて損はないはず
ただこの省令準耐火構造を標準している建築会社は
そこまで多くはないので
これからおうちづくりをされる方は
ぜひこの省令準耐火構造も
検討してみて下さい
ではまたー👋


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