
こんにちは!住宅会社でインテリアコーディネーターをしている犬メガネです。 元住宅営業も通してたくさんのお家づくりに携わってきました。 その経験から、今回は「壁紙(クロス)」について、とっておきの情報をお届けします。
「壁紙なんてどれも同じでしょ?」 そう思っている方もいるかもしれません。
でも、壁紙はお部屋の印象を大きく左右する、とっても重要なアイテムなんです! なぜなら、お部屋の中で一番面積を占めるのが壁だから。 壁紙を変えるだけで、お部屋の雰囲気はガラッと変わります。 今回は、最近人気のインテリアスタイルに合わせた壁紙の選び方や、おしゃれな壁紙メーカー、さらには具体的な品番まで、徹底的に解説していきますね!
押さえておきたい!最近人気のインテリアスタイルとおすすめの壁紙
まずはじめに、最近特に人気がある3つのインテリアスタイルと、それぞれに合う壁紙をご紹介します。 ご自身がどんなお部屋にしたいか、イメージしながら読んでみてください。
1. 和モダン系インテリア
日本の伝統的な和の雰囲気と、シンプルで洗練されたモダンなデザインが融合したスタイルです。落ち着きがあり、心安らぐ空間を求める方に人気です。
・和紙調
・木目調(木目のきれいなもの)
・石目調(モルタル系よりも”石”を連想させるデザイン)
・真っ白よりライトベージュ、ライトグリーン
・暖色系
2. 明るめグレイッシュ系インテリア
クールで都会的な雰囲気が魅力のスタイルです。シンプルながらも洗練された空間を求める方に人気で、家具や小物も合わせやすいのが特徴です。
・モルタル調
・木目調(グレイッシュ、ホワイト)
・大理石調
・真っ白~ライトグレー系
3. 明るめグレージュ系インテリア
ナチュラルで優しい雰囲気が魅力のスタイルです。リラックスできる空間を求める方に人気で、どんなテイストの家具にも合わせやすいのが特徴です。
・無地系
・木目調(明るめの物で古材系でないもの)
・石目調(シンプルな柄のもの)
・ライトベージュ~グレージュ
・暖色系

失敗しないための使い分け方!ベースクロスとアクセントクロス
壁紙を選ぶ際に、よく耳にする「ベースクロス」と「アクセントクロス」。この2つをうまく使い分けることで、お部屋の個性を引き出すことができます。
ベースクロスとは?
お部屋の壁の大部分を占める、基本となる壁紙のことです。シンプルでどんなインテリアにも合わせやすい、無地や塗り壁調、織物調のクロスがおすすめです。飽きがこない色や柄を選ぶことが、長く快適に暮らすためのポイントです。価格もアクセントに比べ安価なことが多いです
アクセントクロスとは?
お部屋の一部分に貼り、空間のアクセントとなる壁紙のことです。お部屋の雰囲気をガラッと変えたいときに使います。ベースクロスとは違う色や柄、素材感のあるクロスを選ぶことで、お部屋にメリハリが生まれます。価格もベースより高いことが多いです。
【アクセントクロスの使い方例】
- テレビの後ろの壁
- ベッドのヘッドボード側の壁
- 階段の壁
- トイレの壁
- 棚の背面
アクセントクロスは、思い切って派手な色や柄を選ぶのも楽しいですよ。失敗が怖いという方は、まずはトイレやウォークインクローゼットなど、小さな空間で来客が来ることがないところで試してみるのがおすすめです。失敗しても、、、ね?

プロがおすすめ!人気の壁紙メーカー5選
最後に、インテリアコーディネーターとして、普段よく使っている人気の壁紙メーカーを5つご紹介します。
1. サンゲツ
壁紙メーカーの最大手。デザインのバリエーションが非常に豊富で、トレンドを押さえたおしゃれなデザインから、機能性に優れた壁紙まで、幅広いラインナップが魅力です。迷ったらまずはサンゲツのカタログを見るのがおすすめです。
2. シンコール
こちらも有名なメーカーの一つ。ディズニーやサンリオなど、キャラクターとのコラボ壁紙が豊富で、子ども部屋にぴったりな壁紙が見つかります。機能性壁紙も充実しているので、用途に合わせて選びやすいです。
3. リリカラ
ナチュラルで優しい雰囲気のデザインが豊富なメーカーです。北欧風や和モダン、カントリー風など、温かみのあるテイストの壁紙を探している方におすすめです。キャラクターや絵本とのコラボ壁紙も人気です。
4. トキワ
機能性壁紙に強みがあるメーカーです。汚れに強い壁紙や、キズに強い壁紙、消臭効果のある壁紙など、生活の悩みを解決してくれる壁紙がたくさんあります。ペットと暮らしている方や、お子さんがいるご家庭におすすめです。
5. ルノン
独特の質感や、海外のようなデザインが魅力的なメーカーです。他のメーカーとは一味違った、個性的な壁紙を探している方におすすめです。海外のデザイナーとコラボしたシリーズなど、おしゃれなデザインがたくさんあります。

知っておきたい壁紙(クロス)の隠れた性能
壁紙(クロス)を選ぶ際、色や柄といったデザインに注目しがちですが、実は快適な住まいづくりに欠かせない、様々な機能性が備わっています。
1. 調湿機能
特に日本の高温多湿な気候に適しているのが、調湿機能を持つ壁紙です。室内の湿度が高い時には湿気を吸収し、逆に乾燥している時には湿気を放出する働きがあります。これにより、結露やカビの発生を抑え、一年を通して快適な湿度を保つのに役立ちます。また、室内の空気を清浄に保つ効果も期待できます。
2. クラック(ひび割れ)耐性
建物の構造や環境の変化、特に地震などによって壁に**ひび割れ(クラック)**が生じることがあります。クラック耐性に優れた壁紙は、下地の動きに追従しやすい柔軟な素材でできているため、小さなひび割れが表面に現れるのを防ぎ、美しい状態を長く保ってくれます。
3. その他の便利な機能
その他にも、ペットのひっかき傷に強い表面強化タイプ、汚れが拭き取りやすい撥水・防汚タイプ、太陽光や蛍光灯の光で汚れを分解する光触媒タイプなど、ライフスタイルや部屋の用途に合わせた様々な機能性壁紙があります。
デザインだけでなく、これらの機能にも注目することで、より快適で長持ちする住まいを手に入れることができます。壁紙選びの際は、お店のサンプルやカタログで、ぜひ機能性の表示もチェックしてみてくださいねー

まとめ
いかがでしたか?
壁紙は、お家全体の雰囲気を決める重要な要素です。色や柄、素材感を意識して選ぶだけで、お部屋の居心地がぐんとアップします。
- 和モダンなら和紙調や塗り壁調
- 明るめグレーならライトグレーやコンクリート調
- 明るめベージュならグレージュや石目調
この3つのポイントを参考に、あなたの理想の空間を叶える壁紙を見つけてくださいね。
それでは、また次のブログでお会いしましょう!犬メガネでした。
ではまたー👋

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