
おはこんばんにちは!あなたの暮らしを豊かにする住宅とインテリアのプロ、犬メガネです。
家電の買い替えを検討されている方、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「できれば、性能の良い最新モデルを、最もお得な価格で手に入れたい。」
「次にモデルチェンジするのはいつだろう?」
「この時期に買うのは損なのかな?」
高額な買い物である大型家電は、少しのタイミングの違いで数万円の差が出る可能性が高いです。特に、冷蔵庫、洗濯機、エアコンといった生活の根幹を担う家電は、購入のタイミングを誤ると、後悔につながりかねません。
この記事を読むメリット
- どの家電が年間のいつ頃、お得に買い替えられる可能性が高いかを示す「家電買い替え年間カレンダー」が手に入ります。
- 各家電のモデルチェンジ時期を把握することで、「型落ち品」を狙うための具体的な戦略を立てるきっかけになります。
- **「今すぐ買うべきか、待つべきか」**の判断基準が明確になり、後悔の少ない賢い買い替えにつながるでしょう。
今回は、住宅のプロとして、お客様の暮らしの計画を長年サポートしてきた私が、家電の価格サイクルと、それを活用した**「お得な買い替えの裏側」**を徹底的に解説します。
この記事を参考に、お得なチャンスを逃さず、賢く快適な暮らしを実現しましょう。
1. 家電に「お得な時期」が存在する理由
家電の価格は常に一定ではありません。特定の時期にお得になる可能性が高いのは、主に以下の3つの要因が関係しているためです。
- メーカーの「新製品発表・モデルチェンジ」のサイクル: 最も大きな要因です。新しいモデルが発表される直前、店舗は在庫となる旧モデル(型落ち品)を売り切りたいという強い動機が生まれます。
- 季節要因(需要の変動): 特定の季節に必要とされる家電(例えばエアコンや暖房器具)は、需要が高まる時期とその直後で価格が変動する傾向があります。
- 企業の「決算期・中間決算期」: 家電量販店やメーカーの売上目標達成のため、年度末(3月)や中間決算期(9月)には大規模なセールが開催される可能性が高まります。
このサイクルを理解することが、お得な買い替えを実現する鍵となります。
2. 【犬メガネ式】主要家電買い替え年間カレンダー
ここからは、主要な家電ごとに、年間で最もお得に買い替えられる可能性が高い時期を具体的に解説します。あくまで市場の傾向に基づくものであり、特定の店舗や製品の価格を保証するものではない点をご承知おきください。
| 家電の種類 | モデルチェンジ時期 (目安) | 型落ちがお得になる可能性が高い時期 | 季節的な需要増の時期 |
| 冷蔵庫 | 9月~11月 | 8月~9月 | 夏前(6月~7月) |
| 洗濯機 | 8月~10月 | 7月~9月 | 春の引っ越しシーズン(2月~3月) |
| エアコン | 9月~11月(主要モデル) | 9月~11月 | 夏前(5月~6月) |
| テレビ | 春(4月~5月) | 3月~4月 | 年末商戦(11月~12月) |
| 掃除機 | 通年(メーカーによる) | 3月(決算期) | 特になし(決算期に集中) |
| 調理家電 | 6月~9月 | 5月~8月 | 年末(買い替え需要) |
大型家電の買い替え戦略:型落ち品を賢く狙う!
大型家電はモデルチェンジのサイクルが比較的読みやすく、新モデルが出る直前の約1~2ヶ月間が、旧モデル(型落ち品)の価格が大きく下がる可能性が高い絶好のチャンスです。
1. 冷蔵庫:夏の終わりから秋口がチャンス
- モデルチェンジの時期: 主に9月~11月頃が多いです。
- お得な時期の傾向: 8月~9月に、新モデル発表前の在庫一掃として価格が下がる可能性が高まります。最新機能に強いこだわりがなければ、この時期を狙うことで、高性能な前年モデルを格安で手に入れられるかもしれません。
- 需要ピークの回避: 6月~7月は、夏の暑さによる故障や容量不足で需要が高まるため、価格が安定するか、やや高めになる傾向があります。このピークを避けることをおすすめします。
2. 洗濯機:夏のボーナス商戦と重なるタイミング
- モデルチェンジの時期: 主に8月~10月頃が多いです。
- お得な時期の傾向: 7月~9月は、新モデル発表と重なる型落ち処分期です。特に7月は夏のボーナス商戦とも重なり、価格やポイント還元でお得になる可能性が高い時期と言えます。
- 注意点: 2月~3月は、新生活や引っ越しで需要が急増するため、価格は高めになる傾向があります。
3. エアコン:取り付け工事の「混雑期」を避ける工夫
- モデルチェンジの時期: 主要モデルは9月~11月頃です。
- お得な時期の傾向:9月~11月(型落ち狙い)または1月~3月(閑散期)がお得になる可能性が高いです。
- 夏の需要が落ち着いた9月以降は、新モデルの発表で旧モデルが大幅に値下げされる傾向があります。
- また、冬の暖房需要が落ち着く1月~3月は、家電量販店の工事部門が閑散期に入るため、本体価格以外に工事費を含めて値引き交渉がしやすくなる可能性もあります。
- 絶対に避けるべき時期: 6月~8月。工事が立て込み、待ち時間が長くなるなど、価格以外の面でもデメリットが大きい時期です。
4. テレビ:決算期を意識した賢い戦略
- モデルチェンジの時期: メーカーによりますが、主要な新製品は春(4月~5月)に集中する傾向があります。
- お得な時期の傾向:3月~4月(決算期セール)
- 日本の多くの企業の年度末である3月は、「売上を伸ばしたい」という店舗の意向から、在庫一掃のためのセールが大規模に開催される可能性が高いです。
- また、新モデル発売直前の4月も、型落ち品が狙い目となることがあります。

3. 年間で全ての家電がお得になる「共通のビッグチャンス」
特定の家電のモデルチェンジ時期に関わらず、年間を通してすべての家電がお得になる可能性が高い、全社的なセール時期を把握しておきましょう。
3月:年間最大のチャンス!「決算期セール」
- 特徴: 多くの家電量販店やメーカーの年度末です。売上目標達成のため、在庫処分の意欲が年間で最も高い時期と言えます。
- 狙い目: 全ての家電。特に在庫処分したい旧モデル(型落ち品)や、新生活に向けた小型家電などが豊富に割引される可能性が高いです。
9月:下半期最大の山場!「中間決算セール」
- 特徴: 9月は多くの中間決算期にあたります。上半期の在庫一掃や、年末商戦に向けた準備も兼ねて、大幅なセールが開催される可能性が高いです。
- 狙い目: 大型家電(冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は、モデルチェンジ時期と重なるため、型落ち品を狙うには非常に良いタイミングとなる可能性が高いです。
7月・12月:ボーナス商戦
- 特徴: 夏と冬のボーナス支給時期に合わせて、消費者の購買意欲が高まるため、各社が力を入れるセールです。
- 狙い目: 最新モデルも、高額ポイント還元や、他の商品との抱き合わせ販売などで実質価格がお得になる可能性が高いです。型落ち品だけでなく、現行モデルを狙う方はこの時期を検討する価値があります。
4. 【プロの視点】型落ちを狙うための具体的なアクション
「型落ち品」は非常にお得ですが、タイミングが命です。現役の住宅営業兼任インテリアコーディネーターとして、お客様へのアドバイスの際に実践している具体的な行動指針をお伝えします。
アクション①:欲しいモデルの「発売情報」をリサーチする
モデルチェンジの時期を把握するには、逆算が重要です。
- 現在、欲しいメーカーやシリーズを絞り込みます。
- メーカーの公式サイトや、家電量販店の店員さんに、昨年のモデルがいつ頃発売されたか、今年の動向について尋ねてみましょう。
- 昨年の発売月の1~2ヶ月前が、今年の旧モデルが売り出される可能性が高い時期、とあたりをつけます。
アクション②:実店舗で「展示品」の有無を確認する
型落ち品の中でも、特に価格が下がる可能性が高いのが「展示品」です。
- メリット: 在庫処分価格からさらに値引きが期待できることがあります。
- 交渉のヒント: 展示品は多少の傷や汚れがある可能性があります。その点を理由に、保証内容に変更がないか確認した上で、値引き交渉をしてみましょう。展示品は店舗に1点限りのため、決断は早めにする必要があります。
アクション③:ネット価格を「交渉の材料」として活用する
実店舗で買う場合でも、ネットの最安値は重要な情報源です。
これは結構ハードルも高いと思うので根性のある方はどうぞ、ただあくまでwinwinな関係を目指すことをお忘れなく!
- 実店舗の店員さんに、ネットショップ(ライバル店含む)で見つけた最安値を提示し、「この価格に近づけてもらうことは可能か?」と交渉してみましょう。
- 特に大型家電や高額品の場合、本体価格の値引きが難しくても、ポイント還元率を上げてもらったり、延長保証をサービスしてもらったりといった形で、実質的な価格がお得になる可能性が高まります。
5. 【判断基準】待つべきか、今すぐ買うべきか?
「お得な時期まで待ちたいが、今の家電の調子が悪い…」という状況はよくあります。
お得な時期を待つことによる**「価格的なメリット」と、故障による「生活への影響」**を天秤にかけることが重要です。
いますぐ買い替えを検討すべき判断サイン
製造から8年以上経過した大型家電は、修理部品の在庫がなくなる可能性が高まります。以下のサインが見られたら、お得な時期を待つよりも、すぐに検討を始めることをおすすめします。
- 冷蔵庫: 側面が異常に熱い、頻繁に霜が付く、以前より電気代が明らかに増えた。
- 洗濯機: 激しい異音や振動がある、脱水がうまくいかないエラーが頻繁に出る。
- エアコン: 冷暖房の効きが悪い、室外機から異常な音がする、製造から10年を超えている。
生活の快適性は、価格以上に重要です。もし寿命が近いと感じたら、次のセールまで待つのではなく、今すぐ動いて「型落ち品の在庫」や「展示品」の有無を店員さんに確認する方が、結果として安く、早く手に入る可能性が高いです。
私の家のドラム式洗濯機も半年前くらいから回転初めに『ぎちぎちぎち、、、』となるようになりつい先日故障しちゃいました。ギリギリ延長保証範囲で無料でしたが保証がなければ数万円の出費に、、、
6. まとめ:賢い戦略で快適な暮らしを手に入れる
家電の買い替えは、あなたの暮らしの質を向上させる大切なイベントです。
この記事でご紹介した「年間カレンダー」と「プロの戦略」を活用すれば、やみくもに家電を探すのではなく、最適な時期に最もお得な価格で家電を手に入れられる可能性が高まります。
最後に振り返り!賢い買い替えの鉄則
- 時期を見極める: 欲しい家電の**「モデルチェンジ直前(型落ち処分期)」**を年間カレンダーでチェックしましょう。
- 決算期を活用する: 3月と9月は、価格が下がる可能性が高い共通のセール期です。
- リスクを考慮する: 待つことによる故障のリスクと、価格メリットを比較し、適切なタイミングで行動しましょう。
住宅とインテリアのプロとして、快適な住まいには最適な家電の存在が不可欠だと確信しています。ぜひこの情報を活用し、あなたの暮らしをより豊かにしてください。
ではまたー👋

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