病気とマイホーム、知ってますか?寒さと温度差が命取りになる理由!

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建築

こんにちは、犬メガネです!

皆さん、マイホームの夢、膨らませていますか?「こんなキッチンがいいな」「広々リビングでくつろぎたい」なんて、楽しい妄想が止まりませんよね!でも、ちょっと待ってください。その夢のマイホームが、もしかしたらあなたの健康を、そして命さえも脅かすかもしれないって、考えたことありますか?

今日は、これから住宅取得やリフォームを考えている皆さんに、**「家の寒さと温度差が引き起こす、実は深〜い健康リスク」**について、犬メガネがとことん分かりやすくお伝えしたいと思います。


衝撃の事実!家の中の寒さと温度差が病気を呼ぶ!?


「まさか、家が病気の原因になるなんて大袈裟でしょ?」そう思われた方もいるかもしれません。でも、残念ながらこれは「ありえない話」じゃないんです。私たちの健康は、食事や運動、睡眠といった生活習慣だけでなく、毎日を過ごす「家」の環境に大きく影響を受けることが、様々な研究で明らかになっています。特に、冬場の室内の寒さと、部屋ごとの急激な温度差は、私たちの健康に深刻な影響を与えることがわかっています。

世界保健機関(WHO)が警告!「18℃未満」が危険な理由

ご存知でしたか?世界保健機関(WHO)は、2018年に発表した「住まいと健康に関するガイドライン」の中で、冬の室温は18℃以上を強く推奨しているんです。これは、健康への悪影響から居住者を守るための最低基準とされています。小さいお子さんやご高齢の方、慢性疾患をお持ちの方には、さらに高い室温が必要になる場合もあるとされています。

なぜ18℃未満が危険なのでしょうか?室温が低いと、私たちの体に様々な悪影響を及ぼす可能性があるからです。

  • 血圧の急上昇と血管への負担: 寒い環境では、体温を維持しようとして血管がキュッと縮みます。これにより、血圧が上がりやすくなり、心臓や血管に大きな負担がかかります。これは、脳卒中や心臓病のリスクを高める主要な要因の一つです。
  • 呼吸器系疾患の悪化: 低い室温は、気管支を収縮させたり、免疫力を低下させたりすることで、ぜんそくの発作や、肺炎などの呼吸器系疾患を悪化させる可能性があります。特に、乾燥した冷たい空気は喉や気管支に負担をかけやすいのです。
  • 睡眠の質の低下と免疫力の低下: 寒さで体が冷え切ると、なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めたりと、快適な睡眠を妨げます。質の悪い睡眠は、免疫力の低下につながり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。

日本全国の調査では、冬のリビング(在宅中)の平均室温が18℃以上の住宅はわずか1割程度というデータもあり、WHOの推奨とはかけ離れた実態が浮き彫りになっています。私たちが思っている以上に、多くの家が「健康リスクの高い温度環境」にあると言えるでしょう。

命を奪うことも!「ヒートショック」の恐ろしさ

さらに怖いのが、家の中での急激な温度変化によって引き起こされるヒートショックです。これは、暖かい場所から寒い場所へ移動した際に、体が急激な温度変化にさらされ、血圧が大きく変動することで起こります。特に冬場の入浴時によく見られます。

例えば、暖かいリビングから扉一枚隔てた寒い脱衣所へ行き、さらに冷え切った浴室で衣服を脱ぐと、体は寒さにさらされて血管が収縮し、血圧が急上昇します。その後、熱い湯船に浸かると体が温まり、血管が広がって血圧が急低下します。このような急激な血圧の乱高下は、心臓や血管に極めて大きな負担をかけ、脳卒中や心筋梗塞、不整脈などを引き起こす原因となるのです。最悪の場合、意識を失って浴槽で溺れてしまうといった、命に関わる重大な事故につながることもあります。

消費者庁や、多くの大手ハウスメーカーがヒートショックへの注意喚起を行っており、その対策が住宅選びにおいて極めて重要視されています。厚生労働省のデータによると、入浴中の事故による死亡者数は、交通事故の死亡者数をはるかに上回るという、衝撃的な事実があるほどです。高齢者だけでなく、若年層でも注意が必要な現象であり、「家の中の温度差」こそが、ヒートショックの最大の原因と言えるでしょう。


健康を守るマイホームのヒント!カギは「温度のバリアフリー」


では、どうすれば家の中の寒さや温度差を解消し、健康に配慮したマイホームを実現できるのでしょうか?これから住宅取得やリフォームを考えている皆さんに、犬メガネからのアドバイスです!

1.「温度のバリアフリー」を目指す!高気密・高断熱住宅が最重要

ヒートショックや低体温による様々な健康リスクを避けるためには、**家の中の温度差をなくす「温度のバリアフリー」**が最も重要です。そのカギとなるのが、高気密・高断熱住宅です。

  • 高断熱: 壁や屋根、床、窓からの熱の出入りを徹底的に少なくすることで、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を保ちます。これにより、冷暖房の効率も劇的に上がり、省エネにもつながります。窓の性能(断熱サッシや複層ガラス、トリプルガラスなど)は特に重要です。
  • 高気密: 住宅の隙間を極限まで減らし、室内の熱が逃げにくく、外からの冷気が侵入しにくい構造です。これにより、家全体の温度が均一に保たれやすくなります。隙間風がないだけで、体感温度は大きく変わります。

リビングだけでなく、脱衣所や浴室、トイレ、寝室といった「非居室」の温度も、冬場に最低18℃を保てるようにすることが理想です。浴室暖房機の設置や、内窓(二重窓)の導入、足元から温まる床暖房なども、効果的な対策となります。家全体を一定の温度に保つ「全館空調システム」も、まさに温度のバリアフリーを実現するための有効な選択肢となるでしょう。

住宅の断熱性能を測る指標として、「UA値(ユーエーち)」というものがあります。この数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。住宅メーカーや工務店に、自社の住宅のUA値や断熱性能について積極的に質問してみるのが良いでしょう。

2.24時間換気システムで、いつでもきれいな空気を

高気密・高断熱な家は、外からの空気が入りにくい分、計画的な換気が必要になります。最近の住宅には、建築基準法で24時間換気システムの設置が義務付けられています。これは、室内の空気を常に新鮮な状態に保つためのものです。窓を開けるだけでなく、機械的に換気を行うことで、室内の空気の質を高く保ち、健康リスクを低減できます。

この換気システムは「つけっぱなし」が基本です。電気代を気にして止めてしまうと、せっかくの高気密・高断熱住宅のメリットが半減してしまいますので、ご注意を!

3.湿気対策はカビ・ダニの予防に必須!

室内の温度が低いと結露しやすくなり、それがカビやダニの温床となります。カビやダニは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を悪化させる大きな要因となります。

  • 適切な換気と除湿: 湿度が高い時期は、除湿機を活用するのも良い方法です。
  • 収納の工夫: 押し入れやクローゼットの中は湿気がこもりやすい場所です。すのこを敷いたり、除湿剤を置いたりして、通気性を確保しましょう。
  • 家具の配置: 壁にぴったりと家具をつけすぎると、空気の流れが悪くなり湿気がこもりやすくなります。壁から少し離して配置するなどの工夫も大切です。

4.信頼できるプロとタッグを組む!


信頼できるハウスメーカーや工務店選びは、健康なマイホームを実現する上で最も重要なポイントです。『平均のUA値はいくつくらいですか。』と聞いてパッと答えが無いようなところは気を付けましょう。そしてその平均のUA値は最悪でもZEH基準、できればG1以上にしましょう。

住まいと健康の関係を長年研究されている慶應義塾大学の伊香賀俊治教授など、専門の教授たちの見解も、健康住宅を考える上で非常に参考になります。彼らの研究は、まさに「家の性能と人の健康」のつながりを科学的に明らかにしています。

家づくりのプロを選ぶ際には、以下の点を参考にしてみてください。

  • 温熱環境への取り組み: 冬場の最低室温の保証や、家全体の温度差対策(ヒートショック対策)について、具体的な取り組みや実績があるか。
  • 断熱性能: 具体的なUA値の目標や実績はどうか。使用する窓や断熱材の種類と性能はどうか。
  • 気密性能: C値(隙間相当面積)など、気密性能を示す数値目標や実績はどうか。
  • 換気システムの詳細: どのような換気システムを採用しているか、その性能はどうか。
  • 専門知識: 健康と住まい、特に温熱環境に関する専門知識が豊富か、質問に丁寧に答えてくれるか。

実際にモデルハウスを見学したり、完成見学会に参加したりして、ご自身の体で空気の質や温熱環境を体感してみるのも良いでしょう。


マイホームは「健康投資」である!


いかがでしたでしょうか?マイホームは、人生で一番大きな買い物と言われるように、経済的な負担が大きいのも事実です。しかし、今日お伝えしたように、室内の温度や温度差は、私たちの健康、ひいては命にまで影響を及ぼす可能性があるのです。

健康を害してしまえば、医療費がかかったり、仕事に支障が出たりと、結果的に経済的な負担が増える可能性もあります。そう考えると、健康に配慮したマイホームづくりは、単なる「出費」ではなく、**「未来の健康と安心への、最も賢い投資」**と考えることもできるのではないでしょうか。

家は、毎日を過ごす大切な場所です。だからこそ、見た目のデザインや広さだけでなく、そこで暮らす家族の健康と安全を第一に考えた家づくりをしてください。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」なんて遠慮はいりません。気になることはどんどんハウスメーカーや工務店の担当者に質問して、納得のいくまで話し合ってくださいね。

私も皆さんの健康で快適なマイホームづくりを、陰ながら応援しています!

ではまたー👋

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